今月のおすすめは「新玉ねぎ・新じゃがいもです」
新玉ねぎとは、温暖な地域(おもに愛知、佐賀、兵庫など)で秋に種を蒔き、春先から初夏にかけて収穫される玉ねぎの総称です
収穫してから乾燥させずにすぐ出荷されることから、みずみずしくて柔らかく、辛味が少ないのが特徴です
品種としては球の肥大の早い極早生、早生タイプのものが用いられます
新玉ねぎと秋に収穫される玉ねぎに栄養成分の違いはなく、玉ねぎの辛味の元になる硫化アリルも豊富に含まれます
硫化アリルとは消化液の分泌を促進して新陳代謝を促し、血液をサラサラにする働きがあると言われています
硫化アリルは水溶性で熱に弱いので、新玉ねぎをサラダなどで生で食べることで、効率良く摂ることができます
新じゃがいも新玉ねぎと同様、秋に植え付け春先に収穫(おもに長崎県、鹿児島県など)されたじゃがいもの総称です
収穫後すぐに出荷するので、皮が薄くやわらかく、水分を多く含んでいるのでみずみずしい食感が楽しめます
新じゃがいもは皮が薄くて調理しやすいので、皮に含まれているビタミンやミネラルなども摂取できます
特に秋に収穫されるじゃがいもよりも「ビタミンC」を約2〜4倍多く含んでいます
どんな料理にも使える新玉ねぎと新じゃがいも
気温の変化が大きいこの時期、肌寒い時は煮物やスープに、暖かい時はサラダなどに
その時の気温や気分の合わせて上手く料理に取り入れたいですね
ただし秋に収穫される物に比べて保存がきかないので、なるべく早めに食べきりましょう
食べきれない分は新聞紙にくるみ、冷暗所で保存してください